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ニュース カウチポテトさんご注目!歩けば脳内ネットワークも良くなります 2010/08/30 6:30 pm

EurekAlertのニュースリリースより。

 過去6ヶ月間に30分以上の運動が2回未満という、正真正銘のカウチポテト族でも、週3回40分歩く適度な運動を1年間続けると、運動をしなかった群に比べ、加齢に伴い低下しがちな脳回路のネットワークが活発になり、認知テスト成績が改善したという、イリノイ大学の59歳から80歳の65人を対象としたランダム比較試験の報告。

 専門家によると、脳活動は特定の部位が機能しているのではなく、連動して働くものであり、条件によりその連動性が変化するものだという。神経科学ではいくつかの独立した脳回路が特定されている。その一つであるデフォルトモードネットワーク(DMN)は、人が何かを受動的に見たり、空想したりして、外部との関わりが少ない時の脳活動を支配する。

 若年者では、外部からの刺激によりDMNの活動はすぐに低下し、他の回路の活動性が上昇するが、高齢者やアルツハイマー病患者・統合失調症患者では、外部からの刺激があっても、DMNの支配が低下しない。他の回路との連動性が低下した脳は、練習不足のボートチームのように、作業効率が落ちてしまうのだという。

 本研究では、対象を運動群とストレッチのみを行う非運動群に無作為にわりつけ、開始時と半年後、1年後の対象者の脳の活動性をMRI検査で観察し、認知テストを行った。18歳〜35歳の32人の若年者の脳活動も比較対象として観察された。

 1年間運動した群の脳においてはDMNに含まれる特定の部位の接続が非運動群より明らかに良く、計画や優先順位づけ、複数作業といった認知テストにおいて優れていた。運動により脳の特定構造が改善することはすでに明らかになっているが、本研究により運動が脳の重要な回路の連動性をも改善することが初めて示された。

論文要旨(出典は『加齢神経科学の最前線』)

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ニュース オオバコとブロッコリの繊維にクローン病発症の予防効果あり? 2010/08/27 6:00 pm

EurekAlertのニュースリリースより

 オオバコとブロッコリの繊維は、クローン病のような炎症性腸疾患の発症のカギとなる段階を予防する可能性があることを示唆した研究。

 クローン病の発症のカギとなる段階の1つに、細菌(特に大腸菌)による腸管壁への侵入がある。研究者らはこの過程に影響するかもしれない食事性因子を調査した。

 研究者らは、他の腸疾患外科手術を受けている患者から採った組織標本を確認。下痢の原因となる細菌の一般的侵入点である腸管壁細胞のM細胞を培養した。ニラネギ、リンゴ、ブロッコリ、オオバコ、および加工食品製造で一般的に用いられる肥満乳化剤ポリソルベート60と80による、M細胞全体に大腸菌のトランスロケーションを変化させる可能性について試験した。

 結果として、ニラネギとリンゴの繊維には目立った影響は見られなかったが、オオバコとブロッコリの繊維(5mg/ml)は大腸菌のトランスロケーションを45〜82%まで低下させた。対照的に、乳化剤ポリソルベート80は実質的にトランスロケーションを増大させた。研究者らは、ブロッコリやオオバコの繊維を食事に追加することで、クローン病の再発を予防する可能性があることを示唆した。

(出典は『消化管』)

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ニュース サプリメントで持久力を改善できる? 2010/08/27 6:00 pm

EurekAlertのニュースリリースより

 エクセター大学からの研究。体内の一酸化窒素を促進するための食事サプリメントを摂ることで、高強度運動の間、スタミナを有意に促進する可能性があることを指摘した。この研究は、サプリメントを摂ることで最高20%長く運動し、レース時間の1〜2%改善を生じる可能性がある、という結果において、持久力が必要な運動選手にとって重要な意味を持つかもしれない。

 エクセター大学は以前の研究で、一酸化窒素を促進するビート根ジュースの量を高度にニトロ化することで運動成績に類似の影響を持つことを指摘した。

 しかし最新の研究では、異なる生物学的方法を通して体内へ一酸化窒素を得ている。

 同大学のジョーンズ教授らは、9人の健康的な男性に運動強度の違うレベル下で成績を測定するために、サイクリング・エルゴメータ上でいくつかの異なる身体的なチャレンジをしてもらった。被験者をクロフサスグリのプラセボ飲料群と、一酸化窒素の生産を増強するL-アルギニン・アミノ酸を含む純正なサプリメント群に無作為にわけて分析を実施。その結果、L-アルギニン・アミノ酸を含む純正なサプリメントを摂った群は、激しい強度の運動による持久力を20%改善し、収縮期血圧を有意に減らし、運動の酸素使用量を減らしたことが分かった。

論文要旨(出典は『応用生理学雑誌』)

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ニュース グレープフルーツの苦味成分が糖尿病に効く 2010/08/26 3:00 pm

EurekAlertのニュースリリースより

 グレープフルーツの抗酸化成分であるフラボノイド、ナリゲニンは、グレープフルーツの苦味を発する成分として知られているが、この成分が肝臓に於いて脂肪を分解しインスリン感受性を向上させるような働きがあるようだという研究。

 作用機序としてはアトキンスダイエットと同じようなプロセスで脂肪が炭水化物の代わりに分解されるようだ。

論文要旨(出典は『科学公共図書館報:ワン』)

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ニュース 軽度〜中等度の身体活動で死亡リスクを低下 2010/08/26 3:00 pm

EurekAlertのニュースリリースより

 それほどきつくない、軽度から中等度のウォーキングやサイクリングなどの身体活動でも、早死リスクを低下できる可能性があるようだという、ロンドン衛生熱帯医学研究所、ケンブリッジ大学、カロリンスカ研究所の共同研究。徒歩やサイクリングでの通学や通勤でも効果がありエコにも有益?

 本研究によれば、運動強度が中等度から軽度の身体活動についての世界中の最大規模の研究成果を検討したもので、これら強度の軽い運動は、日常的に殆ど運動をしないような人においても有益であるようだと報告されている。もちろん、より強度の強い、より活発な運動を行う方が効果性は高いが、最も身体活動生の低い人々においてもこれらの軽い強度の運動の有効性が指摘されているという点において、重要な示唆を与えている。

 また、本研究によれば、身体活動の有益性を感じるためには、運動中毒になる必要すらない。1週間に2.5時間(1日あたり30分、週当たり5日間)の中程度の身体活動で、死亡リスクの低下は19%、1週間に7時間の中等度の身体活動でも、全く身体活動を行わない場合に比べて24%の死亡リスク低下が見られたのである。

 筆頭研究者であるジェームズ・ウドコックは、活動強度の高い運動が身体に好影響をもたらすということだけではなくて、日々の日常的な活動が、やはり身体の健康を維持するのに有益であることが確認されたと指摘している。歩いて買い物に行ったり、また歩いて子どもを学校まで送っていったりすることが、環境のためまた身体のために有益であるだけでなく、寿命を延ばすことにも繋がるのだ。

論文要旨(出典は『国際疫学雑誌』)

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ニュース 運動をするべき症例その1 2010/08/25 3:00 pm

EurekAlertのニュースリリースより

 運動を行うことで、精神的な充足感を増すことができ、エネルギー摂取量を能動的に低下させなくとも自然と食品摂取量が低下する可能性があるようだ、という報告。

 肥満の増大は疫学的にも臨床学的にも重大な関心事になっている。時代に伴う摂食行動の変化や座業中心の生活習慣が肥満を導く大きな病因となっているようだ。脂肪の摂取過多が、脳の視床下部において満腹感をコントロールする神経に伝達される信号の伝達ミスを引きおこすことがあるのではないかと仮定されており、この事が、結果として肥満を導くとされる。

 肥満の齧歯類モデルを用いたホセ・バレート・カルヴァレーラらによる研究で、視床下部の満腹中枢における信号伝達が運動を行うことによって回復した例が紹介されている。肥満動物に於いてはIL-6とIL-10というタンパク質の濃度が視床下部に於いて高まり、これらの分子はインスリンやレプチンなど食欲をコントロールするホルモンの感受性の増大に決定的に重要な役割を持っている、とカルヴァレーラは説明づけた。身体活動が肥満症の治療と予防に有益な貢献をするのは、運動によるエネルギー消費の増大という面だけではなくて、満腹中枢における信号伝達を調整し、食品摂取量を低下させるということにおいても見られるのである。

 身体活動は肥満症治療の要石であると考えられてきた。しかしながら、現在にいたるまで体重コントロールにおける運動の効果性のメカニズムはこれまで理解されてこなかったのである。このようなわけで、これらの発見は定期的な運動を行う事の重要性について再確認するだけでなく。身体活動と体重減量の関連性についてこれまで打ち立てられてきたパラダイムを転換するような示唆を与える発見でもあるとも言えるのである。

論文要旨(出典は『科学公共図書館報:生物学』)

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ニュース 常習的な飲酒はサーカディアンリズム(概日リズム)を混乱させる恐れがある 2010/08/25 3:00 pm

EurekAlertのニュースリリースより

 台北医科大学及び台北市立病院の医師らによる、アルコール依存症の患者は、サーカディアンリズムを制御する遺伝子の発現量が少ないようだという研究報告。

 サーカディアンリズム(概日リズム)は、体温やホルモンの分泌、睡眠・覚醒といった生理機能に影響を与えることが知られている。

 サーカディアンリズムは、時計遺伝子と呼ばれるいくつかの遺伝的要素によって調節されており、あらゆる生物にとって生理機能を適切に維持していくためには、生理活動を効果的に調節する時計遺伝子の適切な発現あるいは制御が必要だという。
  
 これまでの研究でも、アルコールが脳内のニューロンの働きに直接影響しサーカディアンリズムを攪乱することが示唆されていたが、今回、研究者らは、アルコール依存症の診断基準(「精神疾患の診断・統計マニュアル」第4版)に該当する男性患者22名と、健常対照群12名の血液サンプルを調査した結果、アルコール依存患者の時計遺伝子のmRNAレベルは健常者より著しく低い値を示すことを明らかにした。

 研究者によれば、常習的なアルコール摂取が正常な時計遺伝子発現を阻害しているということであり、遺伝子発現の変動は、サーカディアンリズムの障害に密接に関係すると思われ、さらに睡眠・覚醒周期の異常やうつ状態など様々な生理的問題にも影響することが考えられる、という。

 さらには、続く脱アルコール治療の初期においても、減少した遺伝子発現は回復しなかったという。

 「今回の研究は、ヒトにおいても常習的な飲酒が、サーカディアンリズムを作り出している遺伝子発現の異常に長期にわたって影響を持ちうるということを示した初めての報告です」と研究者は語っている。

論文要旨(出典は『アルコール中毒:臨床・実験研究』)

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ニュース シナモンエキスが心臓病のリスクを下げる? 2010/08/25 3:00 pm

EurekAlertのニュースリリースより

 抗酸化成分が含まれている水溶性のシナモンエキスが心疾患や糖尿病に関連したリスクファクターを低下させるのに役立つようだという研究。

 米国農務省研究所の研究チームが、糖尿病予備軍状態の22人の肥満患者を対象に12週間にわたってシナモンの水抽出液の効果について検討している。

 患者は、ランダムに2群に分けられ、シナモンエキス(水抽出液乾燥重量250ミリグラム、1日2回)あるいはプラセボ(偽薬)を与えられ、12週間後の血糖値および抗酸化成分濃度の変化が調べられた。

 その結果、本薬群において血中抗酸化成分の種類が13〜23%増加し、空腹時血糖の低下に関連した抗酸化成分の状態改善も見られたという。実際に発症リスクを下げるかどうかは今後の検討を待たねばならないが、好ましい変化が見られたということで今後の研究が期待される、とのこと。

論文要旨(出典は『米国栄養学会雑誌』)

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ニュース 臨床試験で簡単なダイエット法の有効性を証明 2010/08/24 4:00 pm

EurekAlertのニュースリリースより

 イエットには副作用のない理想の薬はない、といわれているが、8オンス(252ml。1オンスは31.5ml)の水を食前に飲めば減量できるという研究結果が米国化学会学術集会で発表された。

 研究は、以前に実証されていた食前に2杯の水を飲めば、その後の食事摂取量が75-90Kcal減少するという研究結果を踏まえ、水の摂取の減量効果を確かめることを目的としたものであった。

 55歳〜75歳の成人48人を無作為にふりわけ、介入群に1日3回毎食直前に水を摂取させ、対照群には摂取させなかった。3ヶ月におよぶ実験の結果、対照群は5kg減量したのに比べ、介入群は7kg減量し、約2.3kgも多い体重の減量がみられた。

 「水を食前に飲めば、ノンカロリーの食品で胃が満たされ、食事総量を抑えることができる。水を飲む量を増やせばやせられる、という俗説はずいぶん前からあったが、根拠は示されておらず、本研究結果はその効果を実証した初めてのものである。」と研究者は胸をはる。

 米国科学アカデミー医学研究所の公式見解では、一日あたりのぞましい水分摂取量は女性で9杯、男性は13杯としている。

 稀にある、水を摂取しすぎた状態である水中毒に注意しなければならないが、適量範囲内で水の摂取量を増やすことは、減量に効果的であり、特に砂糖やコーンシロップで甘く味付けされた清涼飲料水の代わりに摂取すれば、余分なカロリー摂取を抑えることができる。清涼飲料水をダイエット飲料水に代えるだけでも悪くはない、と研究者はコメントしている。

 水だけでなくちゃんと食事も摂りましょう。

 米国化学会の第240回全国大会での発表から。

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ニュース ポリフェノールが鉄分の吸収を阻害する? 2010/08/24 3:00 pm

EurekAlertのニュースリリースより

 ペンシルバニア州立大学の栄養学者らは、グレープシード・エキスと、緑茶に含まれるエピガロカテキン-3-ガレート(EGCG)の摂食による影響を調査し、これらのポリフェノールの高用量摂取で体の鉄分吸収量を減少させたことを発見、鉄欠乏症の発症リスクを増す可能性があることを指摘した。

 チームは鉄分の吸収が起こる腸からの細胞を用いてポリフェノールの効果を評価し、腸の細胞内で鉄と結合したポリフェノールは輸送不能な複合体を形成することを発見した。

 この鉄のポリフェノール複合体は、血流に入ることができないが、代わりに細胞が捨てられて入れ替わり、糞便で排出される。

 既に鉄欠乏症のリスクがある人々は、グレープシード・エキスまたはEGCGを大量に摂取することでそのリスクが増強するという。

 妊婦や幼児は特にハイリスクなので、彼らがどのようなポリフェノールを摂取しているか気にかける必要がある、と研究者らは指摘する。

論文要旨(出典は『栄養学雑誌』)

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