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最新栄養ニュース - 大豆と牛乳が筋たんぱく質の合成を促進する

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大豆と牛乳が筋たんぱく質の合成を促進する2013/02/05 1:04 pm

[栄養]  大豆と牛乳が筋たんぱく質の合成を促進する 2013.1.28 , EurekAlert より:   記事の難易度 2
  

大豆と牛乳のたんぱく質の混合物を運動後に消費することが筋たんぱく質の合成に有益である、というテキサス大学医学部の研究。この種の研究としては初めての成果であるという。

この研究は過負荷運動直後の一定期間に大豆、乳清、およびカゼイン由来のたんぱく質を摂取するもので、これらのたんぱく質は相補的なアミノ酸特性を持ち、異なる消化速度(アミノ酸放出特性)を持つ。研究結果より、このたんぱく質混合物を摂取した場合、単一のたんぱく質だけを摂取した時に比べて筋たんぱく質合成が増加することが示唆された。

「高品質のたんぱく質源は必須アミノ酸を全て含んでおり、筋肉成長に特有の有益性を提供する個々の性質を持つ。この研究は、大豆と牛乳のたんぱく質である乳清やカゼインを組み合わせて、除脂肪体重の増加促進への効果を検討した、初めての研究である。」と、この研究の主任研究者であるブレーク・ラスマッセン博士は述べている。

今回使用されたたんぱく質混合物成分は、他の大豆混合物や乳清たんぱく質単独と比較して、骨格筋たんぱく質合成の促進を示したラットによる前臨床試験から得た結果を基にした。今回のヒト臨床試験では、大豆と牛乳たんぱく質の混合物(大豆たんぱく質から分離されたものを25%、乳清たんぱく質を25%、カゼイン50%)は、筋たんぱく質合成と筋肉細胞成長シグナルの上昇を通じて、乳清たんぱく質と同程度に筋肉の成長を刺激することが分かった。加えて、この混合物は乳清だけの時よりも長い時間で、同化ウィンドウ(休息時からの筋たんぱく質合成速度上昇の持続)が拡大する。

この研究には19名の健康で若い被験者が参加し、無作為二重盲検試験を行った。被験者には約20gのたんぱく質を大豆と牛乳たんぱく質の混合物もしくは乳清たんぱく質を含む飲料で与え、どちらの飲料にも筋たんぱく質合成速度を調節する細胞シグナル経路に関連する主要アミノ酸のロイシンがほぼ同量含まれていた。被験者は足に高負荷の過負荷運動を行った後に飲料を摂取した。複数の足の筋肉サンプルを各被験者より収集し、運動前の休息時、運動3時間後、および5時間後において経時的に筋たんぱく質の変化を測定した。

「以前の研究は1つのたんぱく質源しか調査しなかったので、同化作用を持つ分岐鎖アミノ酸であり、筋たんぱく質合成のトリガーと考えられるロイシンの成分量が一致しなかった。今回の研究結果ではロイシンが一致しており、乳清のように運動前の休息時から初期の回復期間に筋肉合成が増加するだけの単一のたんぱく質と比べると、大豆と牛乳たんぱく質の混合物は運動後かなりたってからの期間もまた、初期の回復期間同様に筋肉合成を刺激している。」と、筆頭研究者のポール・レイディ博士は述べている。

牛乳由来のたんぱく質(カゼインや乳清)、大豆、牛肉、卵は運動後の筋たんぱく質合成を刺激するのに効果がある。この研究によると、大豆と牛乳たんぱく質混合物からできた飲料を運動後に飲むことで、筋肉へのアミノ酸伝達を促進し、筋細胞のシグナル伝達やヒト骨格筋たんぱく合成を促進することが出来るという。たんぱく同化ウィンドウの拡大はまた筋肉の老化防止にも大切かもしれない。

「異なるたんぱく質源からの混合物と筋たんぱく質合成への効果は今まで研究が行われていなかった。筋肉の健康は今回の研究に参加したような若く活動的な人だけでなく、高齢者にも大きな関心事である。筋肉の健康におけるたんぱく質の役割は我々の会社にとって重要な領域である」と、ソレイ・デュポン株式会社の栄養科学チーム長であるラトナ・ムケルジー博士は述べている。

出典は『栄養学雑誌』。 (論文要旨

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